公共施設再編全体方針(原案)に対する「市民・専門家参加に基づいた提案書」をさいたま市に提出しました


UDCO[アーバンデザインセンター大宮 ]では、さいたま市により昨年公表された「大宮駅東口周辺公共施設再編/公共施設跡地活用全体方針(原案)」を受けて実施した、PI(Public Involvement):市民・専門家参加[市民との対話、専門家へのインタビュー、多世代のアンケート等]に基づき、大宮駅東口公共施設再編を契機として大宮のまちの価値をさらに高めていくための提案書を作成し、平成30年2月26日に、大宮駅東口周辺公共施設再編推進本部長を務めるさいたま市松本副市長に提出致しました。(提案書の内容は下記リンクを御覧ください)

PDFリンク:「市民・専門家参加に基づいた提案書」 by UDCO

 

工藤センター長より松本副市長に提案書を提出

 

UDCOはさいたま市と協力して下記の4つのPIを実施しました。

A_パブリックミーティング(公開会議) – 市民との対話 + 専門家意見の共有 –

B_小中高生アンケート – 未来の担い手との対話 –

C_出張講座 – 住民との対話 –

D_専門家インタビュー – 専門家による知見 –

これらPIにおける多岐にわたる意見を参考とし、提案書では、【都市戦略】【公民連携によるプロセス】【プログラム】【空間の質】【地域内ネットワーク】の5つの分野に包含される10の提案、そして公共施設再編の対象である3つの地区において「大切にすべき考え方」を示しています。

10の提案は、公共施設再編にとどまることなく、大宮駅周辺で進んでいるまちづくりを含め、エリア全体のさらなる価値の向上に向けた提案です。

松本副市長からは、「提案書の内容はどれも重要であり、成案の中に具体的に提案内容を盛り込んでいくことを検討する」というコメントをいただきました。

今後、UDCOによる提案書を踏まえ、さいたま市は公共施設再編の全体方針(原案)を(成案)として取りまとめる予定です。

この提案書が、これからの大宮のまちづくりを推進していく一助となることを願っています。

最後に、PIにご参加いただいた市民・地元まちづくり団体・小中高生・専門家の皆様に対し、心より感謝致します。PIの結果については、別途ブックレットとしてまとめ、今年度中に公開予定です。そちらもお楽しみに!

みなさんの大切なまちをよりよく紡いでいくために、今後もUDCOでは対話と発信を行っていきます。