大宮のまち


大宮駅周辺は、県内随一の商業・業務機能が集積する地域であるとともに、近年は、北陸新幹線や北海道新幹線の開業により、交通結節点としての存在感が高まってきております。
また、氷川神社や氷川参道、見沼田圃といった多彩な地域資源を有し、自然の豊かさ、歴史、文化を感じることが出来る、東京都心にはない魅力的な都市環境となっております。
しかし、現在はこのような大宮のポテンシャルが十分に活かされている状況とは言えず、老朽化した建物が多いことや、災害に備えた強靭性の確保なども含めて、新たな時代に向けた都市再生、まちづくりの推進が求められています。

大宮駅周辺地域では、2010年に行政・市民・専門家が一体となって作成した「大宮駅周辺地域戦略ビジョン」で掲げるまちの将来像「東日本の顔となるおもてなしあふれるまち」を目指してまちづくりが進められており、大宮区役所の移転・建替事業や市民会館おおみやの再開発事業への機能移転など、公共施設の再編と連動した具体的なプロジェクトが始まろうとしています。

また、国土形成計画(2015.8閣議決定)ならびに首都圏広域地方計画(2016.3大臣決定)では、大宮が東日本の玄関口として、東日本の各圏域を連結する対流拠点としての役割を新たに担い、単に一つのエリアという枠を超え、東日本全体の発展を牽引する存在となることが位置付けされております。
このような大宮駅周辺のこれまでのまちづくりや国土づくりの方向性を踏まえ、市民、行政、企業、教育・研究機関など、様々な主体が広く連携しまちづくりを推進する基盤として2017年3月に「アーバンデザインセンター大宮:UDCO」が設置されました。