URBAN BONSAI -都市の盆栽- WS開催


2017年4月28日~30日の三日間、UDCO副センター長藤村龍至設計のOM TERRACE屋上テラスにて、URBAN BONSAI WSを開催しました。
大宮の地図を印刷した1,800Φの木の板に、釘と赤・緑・オレンジの針金を用いて、来場者と共に大宮の未来の都市像を作り上げました。
子供から大人まで、多くの市民の方に参加頂き、清水さいたま市長にもご参加頂きました。
ご参加ありがとうございました。

「盆栽は、自然からそのエッセンスを抽出し、鉢の中に再現することを目指す文化なのである。」
依田徹著「盆栽の誕生」より

盆栽は、長い年月を費やし、ときに幾人もの人手を渡りながら、その時毎の美意識に応じた改作や表現の変更が行われ、年月と共にあるその時の魅力を楽しむという、いわば完成形のない作品である。
都市は、その時代や社会情勢に伴い変化・更新を繰り返し、まちづくりは、その時代の都市に関わる全ての人々の感性や活動、機運によって未来のまちが創造されていく。

今回、盆栽が持つ文化を都市・まちづくりの文脈に読み換え、都市の生成過程を表現した「孵化過程」(磯崎新、1962年)を引用し、三日間で成長していく大宮の未来の都市像を、来場者参加型で作り上げていきたい。

BOSAI=URBAN DESIGN